住職のご挨拶、円龍寺の歴史や浄土真宗についてご紹介いたします。
円龍寺ってこんなところ
福岡市中央区平尾4-1-1にあります。平尾では一番古いお寺です。
第2次世界大戦前は、西鉄平尾駅のホームから「あそこに円龍寺がある」とすぐにわかるくらい、
大きな銀杏の木が2本と8間四方(およそ15m四方)の本堂の反り屋根が見えていたそうです。
今は鉄筋コンクリート造の近代的なお寺ですが、いつでも誰でも気軽にお越しになれるように、住職はじめ、寺族が常駐しております。
円龍寺住職のご挨拶
第13世住職、高原真証(しんしょう)です。
当山は平尾で最も古い寺院でありますが、これからも、開かれたお寺をめざしています。
御門徒の方はもちろん、地域の方々、御遠方の方々も、このページを御縁として、
いつでも気軽にお寺へお越しくださればとおもっています。
お葬式や御法事など仏事に関すること、納骨堂をお探しの方や、いろいろな悩みに関する相談など、どうぞお気軽にお電話ください。
私をはじめ寺族が対応させていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
合掌
円龍寺 第13世住職 高原真証
円龍寺の歴史
黒田長政公のご祐筆頭であった高原孫十郎が、黒田騒動のあおりをうけ、切腹を命ぜられましたが、
その子息である竹翁と桂翁の兄弟は、お坊さんになることを条件に命を助けられました。
竹翁は粕屋郡篠栗町津波黒の真光寺の初代住職。
桂翁が円龍寺の初代住職です。
ですから開基は1630年くらいかと思われますが、初めは博多区蔵元町にあったそうです。
それから75年後の宝永年間(1704~1710)に今の平尾の地に移転したということです。
今の住職は初代桂翁から数えて13代目になります。
昭和20年6月19日の福岡大空襲で円龍寺は全焼しました。
ですが、後に12代目坊守となる、当時は小さな小学生であった高原香代子が御本尊の阿弥陀如来をせおい、
片手に半身不随の祖母の手をひき、片手に100年以上前からの過去帳をだいて、
降りしきる焼夷弾の中を防空壕へ逃げたのです。
すると、満員の防空壕の中で、横に立っていた男性が「こんなご時世にお人形を持って来るなんて」と叱咤されたのですが、
香代子は「これは大事な仏様です」と言い返して、御本尊を守り通しました。
こういった訳で8間四方の本堂は焼けましたが、御本尊は指一本もかけておらず、現在も衆生を見守っておられます。
新規門徒受け入れについて
どなたでも円龍寺の門徒(檀家のことです)になることができます。
お気軽にお寺に訪ねて下さい。お電話でも結構です。
門徒になるに辺、特別な寄付などは、募っておりません。
門徒の皆さんには行事の案内を郵送したり、年末に参拝に来られた方には、本願寺カレンダーを無料で配布いたり致しております。
浄土真宗本願寺 梅遊山 円龍寺
電話番号 092-531-4641